1983年 全国初となるオンラインの洪水予測システムを開発

ダムに流れ込んでくる流入量を貯留関数(ニュートン法による微分方程式の解法)で自動計算するシステムを全国初で開発した。建設省では、自動計算システムを検討していたが、ダム制御コンピュータでは10億円の費用がかかるとの試算がされ、現実的に実施は不可能な状況であった。光陽無線では、このお悩み相談を受け、ダム操作室グラパネ表示板(ニキシー管)から微小電流を分岐して、ダム情報をマイクロプロセッサで収集後、初代PC9801でニュートン法を計算、ダム諸量をグラフィック表示するシステムを500万円で開発した。これが光陽無線のシステム開発第一号となる。この実績で当時の官公庁業界に激震が走る。これにより、手計算10分の作業が、1秒で自動計算できるようになった。